新型コロナウイルスの感染拡大が収まる気配がありません。コロナワクチンを接種したほうがいいのはわかってるけど、副反応もツラいしどうしたらいいかわからない!
こんなお悩みを抱えている方の少しでも参考になればと思い、実際に4回目接種を受けた私の感想を紹介します。
本記事の内容
- 新型コロナウイルスとは
- 新型コロナウイルスワクチンの副反応
- それでも私がワクチンを接種する理由
- 実際に4回目接種してみてどうだったか
本記事の信頼性
- この記事を書いている私は、医療事務歴約10年で現在クリニックに勤務しています。
- 関連する資格は、診療情報管理士、医療経営士3級を取得しています。
今回は、いまだ収束の兆しを見せない「新型コロナウイルス」について、実際に4回目接種を受けた感想と副反応がキツいのになぜ今回も接種したかについてお話していきます。
新型コロナウイルスが感染拡大してから約3年、この間、コロナワクチンが開発され、3回接種された方も多いと思います。
しかし、このワクチンがこれまで経験したワクチンと大きく違ったのが「副反応」です。
私もこれまで3回接種しましたが、2回目・3回目で発熱、頭痛、倦怠感のツラい副反応にあいました。
それでは、前置きはこの辺にして、早速ご紹介していきます!
新型コロナウイルスとは
まず、ワクチンの前に、肝心の「新型コロナウイルス」とはなにか。
病名の正式名称は「COVID-19」です。私がクリニックでレセプト作成する際も、「新型コロナウイルス(の疑い)」ではなく、「COVID-19(の疑い)」の病名を付けます。
「SARS-COV-2」というウイルスがヒトに感染することによって発症する気道感染症になります。
基本的には、発熱・かぜ症状になりますので、当院ではこのような症状がある方は別診療室で場所を分けて診察しています。
この感染症でやっかいなのが、みなさんもご存知の通り「無症状」の感染者が多いことです。
医療機関のような高齢者や慢性疾患を持った患者さんの中に、無症状の患者さんが混在してしまい、高齢者や慢性疾患の患者さんが感染してしまったら重症化する可能性があるので、私たち医療従事者は頭を悩ませながら日々感染対策に追われている状況です。
続いて、コロナワクチンについて紹介していきます。
新型コロナワクチンについて
みなさんもすでに接種されたと思いますが、新型コロナワクチンが開発されてから、現在では多い人で4回目まで接種が終わっている状況です。
まさか、1回目・2回目接種の時点で、4回目まで続くなんて誰も考えていなかったのではないでしょうか。
初めの頃はワクチン不足で、一人分でも破棄するような状況になると記者会見まで行って謝罪するという、今では考えられないような状況でした。冷蔵庫の電源が切れていてワクチンを破棄してしまいました・・なんて驚きの記者会見もありましたね。
現在は、ファイザーやモデルナはじめ、複数の製薬会社がワクチン開発を行い、十分な量のワクチンが各自治体に配分されているようです。
また、ワクチン接種の目的は、他のワクチンと同様に「重症化予防」になります。ですので、ワクチン接種したら絶対感染しないということではありません。
ちなみに、接種に係る料金は全額公費で賄われるので無料です。医療機関の収入としては、2,277円/件になります。100人に打って約22万円の収入です。
続いては、ワクチン接種の副反応について紹介していきます。
新型コロナワクチンの副反応について
ここで問題の副反応についてです。この副反応に苦しめられた方も多いのではないでしょうか。
副反応として現れる症状としては、注射した部分の痛み、発熱、倦怠感、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢等があります。こうした症状の大部分は、接種の翌日をピークに発現することが多いですが、数日以内に回復していきます。
この副反応ですが、当院での経験でいうと、高齢者の方はほとんど副反応がないような印象です。職員も同様でしょうか。高齢者以外でいうと、副反応が全くない人と、副反応にめちゃめちゃ苦しめられる人に完全に分かれます。
私は2回目・3回目とも発熱、頭痛、倦怠感に苦しめられました。
副反応のあり・なしはどういった違いなのか、本当に気になるところです。
続いては、そんなに苦しい副反応があってもワクチンを接種する理由について紹介していきます。
それでも私がワクチンを接種する理由
こんなにツラいワクチンですが、それでも私が4回目コロナワクチンを接種した理由についてお話します。
理由は大きく2つになります。
1つ目は、「家族を感染から守るため」です。
最近の感染状況をみると、家庭内感染がかなり増えてきている状況にあります。家族を感染から守るためには、ワクチン接種が必要だと考えました。
2つ目は、「職場・患者さんへの感染拡大を防ぐため」です。
医療従事者としてクリニックで働くことで、高齢者や慢性疾患患者さんと接する機会が毎日あるため、私が感染することで重症化リスクの高い方々への感染を拡大させることはあってはならないと考え、今回も接種を決めました。
いずれにしても、自分だけが感染して済むのであれば、たぶんこんなにツラいワクチンはあえて接種しないと思います。とても悩ましいですね。
続いては、実際に4回目接種してみてどうだったか紹介します。
実際に4回目接種してみて
もしかして今回は副反応なしで・・と思いましたが、そんなに甘くはありませんでした。
接種後から接種部位に違和感と痛みが出現し、夜は寝返りを打つたびに激痛が走りました。
翌朝は発熱38.5℃。最悪です。カロナールを服用してなんとか熱は少し下がりましたが、今回は頭痛がひどく、接種後2日間はズキンズキンと嫌になるほどでした。
接種後3日目でほぼ回復した感じで、今回もガッツリ副反応にやられてしまいました。
カロナールってすばらしい薬ですね・・
まとめ:副反応はツラいけど、ワクチン接種は自分だけではなく周りの人たちを守ることにも繋がります。感染するリスクと接種しないリスクを十分に考慮して決断しましょう!
ワクチンを接種するかしないかは、強制でもなんでもなく、本人次第です。もちろん、アレルギーなどで接種したくてもできない人もいたり、仕事の関係で接種したくないのに接種しなくてはいけない状況におかれている人もいると思います。
接種するかしないか、感染状況や周りの状況を考慮してしっかりと自分自身で決断しましょう。
残念ながら、たぶん新型コロナウイルスの収束はまだまだ先だと思われます。ワクチンも含め、今後どのようにこの感染症と付き合っていくか、家族や仕事も含め考えていかなければいけませんね。
当院も今後の方向性を決めていくうえで、この新型コロナウイルスの対応をどうしていくか大きな課題となっています。地域の医療機関とも情報共有しながら考えていかないといけません。
早くマスクを外して自由に遊んだり、家族で遠くに旅行に行ける日がくるといいですね。
今回は、「新型コロナウイルスの副反応と実際に接種してみて」について紹介しました。