まずは簿記3級を合格できました。本番は次の2級です。
今回は、なぜこのタイミングで日商簿記検定を受験したのかと、3級合格までの勉強時間や方法について紹介します。
これから簿記の勉強を始めようか悩んでいる方々の少しでも参考になればと思います。
本記事の内容
- 簿記検定を受験したわけ
- 勉強した期間・時間
- 勉強方法(使用したテキストなど)
- 今後の予定
本記事の信頼性
- この記事を書いている私は、医療事務歴約10年で現在クリニックに勤務しています。
- 関連する資格は、診療情報管理士、医療経営士3級を取得しています。
こちらが合格証書です。※氏名など一部加工しています
ちなみに私は、70点以上で合格のところを89点(第1問39点/45点、第2問15点/20点、第3問35点/35点)でした。
第1問の仕訳で2問間違えてしまいましたが、どこを間違えたのか心当たりがないのでモヤモヤしています
それでは、前置きはこの辺にして、早速ご紹介していきます!
簿記検定を受験したわけ
4月から今年度が新たにスタートした時点で、今年度はなにをやろうか(やらないといけないか)と考えたときに、この日商簿記検定試験が頭をよぎりました。
実は約5年前に、一度この日商簿記検定を勉強していて、当時は3級をとばして2級からの挑戦で進めていましたが、職場の異動やらなんやらで最後まで勉強しきることなく受験に臨み、あえなく撃沈してしまいました。
その後、医療経営士という別の資格取得に向けて勉強を開始したこともあり、日商簿記検定に関してはかなり中途半端な状態にしてしまっていました。
そんな中で、新たな目標を考えるときに、毎回この中途半端にしてしまった日商簿記検定が頭をよぎるようになり、もしかしてこの先ずっとこれが続くかも・・と考えるようになり、今後のステップアップのためにも、転職して少し落ち着いてきたこの時期に、再チャレンジを決意しました。
独学でがんばっている方々がたくさんYouTubeに投稿しているのをみて、やるしかないと後押しされたのも大きな要因かもしれません
続いては、3級合格までの勉強期間と時間を紹介します。
勉強した期間・時間
今回、私が日商簿記3級取得のために勉強した期間・時間は
期間:4月7日~5月27日の51日間
時間:36時間23分
でした。TACのサイトでは必要勉強時間として80~100時間と紹介されていましたので、予備知識が少しあった分、短時間の勉強で合格できたのかなと思います。
久しぶりに資格試験の勉強をしましたが、仕事をしながら勉強時間を確保するのはやはり大変でした。ゴールデンウィークもほとんど勉強なんてできませんでした。
続いては、勉強方法と使用したテキストについて紹介します。
勉強方法(使用したテキストなど)
今回、私が主に使用したテキストは、TAC出版の「みんなが欲しかった!簿記の教科書日商3級」です。
以前中途半端にしてしまった際に使用していたテキストが、同じTAC出版の「スッキリわかる日商簿記」シリーズだったので、心機一転別のテキストで再スタートしたいと思い購入しました。
ちなみに今回は問題集は購入していません。YouTubeなどで合格者の方々の投稿を拝見すると、テキストだけで十分対応できそうだったからです。
また、このテキストには①模擬試験プログラム1回分と②「受かる仕訳猛特訓」というWebアプリが購入者特典として付いていました。Webアプリはちょっとしたスキマ時間に仕訳の確認ができてとても助かりました。
他には、無料で使える「CPAラーニング」の対策講座や模擬試験を活用しました。こちらは本当に完全無料ですので、使わない手はありません。
勉強の流れとしては、
- テキスト「みんなが欲しかった!簿記の教科書日商3級」を1周する
- CPAラーニングの「ネット模擬試験」を試しに1回受験してみる(ちなみにこの時67点でした)
- テキストの基本問題で間違った問題を正解するまで解く
- CPAラーニング、Net‐Schoolのネット模擬試験それぞれ3回分を2回ずつ受験する
- スキマ時間にWebアプリで仕訳特訓とYouTubeの簿記試験対策動画をみる
ネット模試では、最初の1回が67点で不合格でしたが、その後はすべて70点以上の合格点を取ることができました。
ただ、本試験の直前に本番想定のためにとっておいた、テキスト購入特典で付いていたTACのネット模試が非常に難易度が高く、焦って勉強し直したのは、今考えればいい意味での想定外でした。
本試験は特に引っかけの問題もなく、模試より簡単だったと思います
続いては、3級合格後の今後の予定について紹介します。
今後の予定
3級合格については完全に通過点です。本番はここからです。
2級になると難易度が一気に上がると言われていますが、その分実務に生かせる知識も大幅に増えると思います。
また私の場合、簿記資格の取得はあくまで実務に生かすためのスキルアップ、また自身の市場価値を上げるためのチャレンジであって、給与が上がる、資格手当てが付くなどの資格取得自体が目的ではありません。
3級の勉強を通して、今まである程度知っていたつもりでいた経理・財務の知識も、しっかり基礎から学べたことで確かな知識に変わりつつあり、数字を見る目も変わってきたように感じます。
勉強時間をどのくらい確保できるかが一番の課題になりそうですが、より知識を深め、本業にも生かしていけるようにがんばりたいと思います。
まとめ:やるかやらないか、始めるのに年齢は関係ない
今回、勉強を進めるにあたって初めて活用したのが「Studyplus」というアプリです。
目標設定や勉強時間を細かく記録でき、オンラインで全国の同じように勉強をしている人たちと情報共有できるアプリです。
自分の勉強記録に対して「いいね」を押してくれることもありますし、合格した際の達成報告には「おめでとう」をたくさんの人たちが押してくれてモチベーションの維持にも繋がります。
他の人たちのプロフィールを見てみると、学生から社会人まで幅広い年齢の方々が利用していました。年齢が下でも上でも、勉強を継続することが大変なことを知っているだけに、みなさんお互いに尊重し合っているのがわかります。
このアプリは、前回中途半端にしてしまった時にはたぶんなかったと思います。試験方法も統一試験に加えて、今回受験したCBT方式というネット試験が追加されています。
資格試験だけでも、たった数年で、特に「コロナ」の影響もあってこんなに時代は変わっているんだと改めて感じました。
この流れが加速した時代についていくには「行動」しかありません。「やるかやらないか」それだけです。
人間は言い訳を考える天才だと何かの本で読みましたが、この年齢になって改めて周りを見るとその意味がわかってきました。
今回は、「【合格】日商簿記検定3級」について紹介しました。